新型肺炎、中国本土で最後の患者2人が退院

読売新聞WEB版
2003/8/16/12:44

【北京=佐伯聡士】新華社電によると、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)で入院していた中国本土最後の患者2人が16日午前、100日以上に及ぶ闘病を終え、北京市内の病院を退院した。

 北京に対する世界保健機関(WHO)の渡航延期勧告と「感染地域」の指定は6月24日に解除されているが、この日、入院患者がゼロになったことで、中国本土のSARSとの闘いはひとまず幕を閉じた。

 退院したのは、4月から入院していた女性薬剤師(45)と男子大学生(19)の2人。20日以上前からSARSの症状はなくなったが、合併症の治療のため入院を続けていた。

(2003/8/16/12:44 読売新聞)


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