台湾で新インフルエンザか 福建型の変種と衛生当局

共同通信
2003/12/03

【台北2日共同】中央通信などによると、台湾の衛生署(衛生省)は二日、風邪の症状を示した台湾の男児から、福建型と呼ばれる新種のA型インフルエンザウイルス(H3N2)に遺伝子構造が似たウイルスが初めて検出されたと発表した。

 衛生署は「福建型の変種」とみている。

 二日付台湾夕刊各紙によると、欧米では現在、福建型インフルエンザの感染が拡大しており、既に十人以上が死亡している。

 新型肺炎(SARS)と新種のインフルエンザの同時流行を警戒している衛生署は同日、感染防止対策を強化するため、行政院(内閣)の各部局から成る専門委員会を設置する方針を決めた。    


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