真冬向け風邪予防?中国で野生動物料理の人気復活

読売新聞WEB版
2003/12/08

真冬に向けて新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の再発が心配されている中国南部・広東省で、SARSの原因と疑われた野生動物を材料に使った伝統料理「野味」が復活しつつある。

 7日付の香港紙「東方日報」によると、深セン市では「野味レストラン」が次々に営業を再開。表向き「野味はありません」と看板を掲げる店も、メニューには堂々と野味を載せているという。(センは土へんに「川」)

 野味はSARSの影響で一時禁止され、その後、中国当局は人工養殖の一部種類の動物に限り食用を解禁した。野味は「栄養価が高い」と信じられており、カゼ予防に体力をつけようという市民の間で再び人気を集めているようだ。(香港支局)

(2003/12/8/14:23 読売新聞)


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