SARS「機内の近くに日本人いた」 感染確認の台湾男性

毎日新聞WEB版
2003/12/18

 【台北・飯田和郎】台湾衛生署(衛生省)は18日、新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)感染が確認された台湾の男性研究員(44)が今月10日、シンガポールから台北に戻る際、搭乗した機内の近くに日本人男性1人が座っていたことを明らかにした。日本の対台湾窓口機関である交流協会の台北事務所によると、日本人男性は台北在住で、18日現在、発熱やせきなどの症状は出ていないという。

 日本人男性はSARSウイルス潜伏の可能性がある20日まで毎日、体温測定し、衛生署に報告する義務を負う。衛生署は「同乗した乗客に2次感染の恐れは低い」との見解を示している。(毎日新聞)

[2003年12月18日20時5分更新]


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