シンガポールで70人隔離 感染者は確認されず

共同通信
2003/12/18

 【シンガポール17日共同】シンガポール保健省は十七日、新型肺炎(SARS)に感染した台湾の研究者がシンガポール滞在中に接触した可能性のある七十人に自宅隔離を命じたと発表した。同省によると、これまでのところ、同国で感染者は確認されておらず、隔離はあくまでも予防措置。

 研究者は医学関係のセミナー出席のため、今月七日から十日までシンガポールに滞在。同省の調査によると、研究者はシンガポール滞在中は発熱しておらず、十日夕、台湾に戻ってから発熱した。

 同省は新型肺炎の潜伏期間が約十日間とみて、八日に研究者と接触した人たちに検温を求める一方、九、十の両日に接触した可能性のある七十人に十九日までの自宅隔離を命じた。(共同通信)  

[2003年12月18日20時5分更新]


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