SARS 「疑い例」患者の容体安定、感染経路は不明 中国

毎日新聞WEB版
2003/12/28/19:30

 【北京・浦松丈二】中国衛生省は28日、広東省広州市で新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)の「疑い例」と診断された男性(32)の容体が安定しており、国内では疑い例を含め他の感染例は報告されていないと発表した。

 男性の体温は正常に下がっており、男性と密接に接触した人からも発熱など感染を示す症状は見つかっていない。ただし、男性の最終的な診断結果は出ておらず、感染経路も分かっていない。

 一方、北京市衛生局は27日、疑い例の確認を受けて、北京空港や鉄道駅など各交通機関に通報、各機関は検疫強化措置を取った。(毎日新聞)

[2003年12月28日19時30分更新]


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