中国・広州で2人目の新型肺炎感染の疑い患者

読売新聞WEB版
2004/01/08/12:03

 【北京=竹腰雅彦】8日の新華社電などによると、中国広東省広州市で新たに新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に感染した疑いのある女性(20)が見つかった。

 女性は河南省出身のレストラン従業員で、先月26日に発熱し、現在同市内の病院に隔離入院している。

 女性従業員に接触した100人が隔離や医学観察の措置を受けている。

 香港紙は今月5日、同市内の野生動物を扱う有名レストランの20代女性従業員がSARSの疑いで入院したと伝えたが、同省衛生当局は「根拠がない」と明確に否定していた。

 一方、SARS感染が確認された同市の男性(32)は8日、入院先の病院から退院した。

 男性は先月16日に発熱症状を訴え、同24日にSARS感染の疑いで病院に隔離。今月5日にSARS感染が確認された。健康状態は良好で、男性に接触した81人にも発熱などの症状は出ていない。

(2004/1/8/12:03 読売新聞)


もどる