新型肺炎取材の香港のTV記者、3人が発熱で入院

読売新聞WEB版
2004/01/08/13:25

 【香港=関泰晴】香港の衛生当局は8日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の取材のため、中国広東省広州市の野生動物市場などを先月下旬訪れた香港のテレビ局の記者ら3人が、発熱などの症状を訴え、病院に入院中であると発表した。

 3人は、広州市で先月27日、SARSの疑いのある男性患者がいると判明後、取材班に加わって現地に急行。男性患者が入院していた病院や、SARSと関連が指摘される食用動物のハクビシンなどを売る野生動物市場も取材した。

 衛生当局によると、3人のうちの1人が現地の取材先のレストランで野生動物の料理を食べたという。3人は香港に戻った後の今月7日に病院に運ばれた。隔離病棟に入り、ウイルスの有無を検査している。

(2004/1/8/13:25 読売新聞)


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