【北京17日共同】中国・広東省の新型肺炎(SARS)の研究チームは17日、SARSの原因となるコロナウイルスがハクビシンのほか、ネコやキツネを介して広がるケースがあるとの研究結果を発表した。同日の新華社電が広州市からの報道として伝えた。
研究チームは広東省の数千人を対象に抗体検査を実施。動物市場で働く994人に陽性反応が見られたものの、ハクビシンを扱う業者はこのうち123人にとどまった。
また、同省に生息するネコやキツネからも陽性反応が出たことから「さまざまな野生動物がウイルス拡散の原因となる可能性がある」としている。
(2004/04/19 共同)
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