2004.04.23(金)台湾発
中国の北京市と安徽省で新型肺炎SARSの疑い例が見つかったことを受けて、行政院
衛生署(保健庁)の蘇益仁・疾病管制局長は23日午前、明日24日午前0時より北京市と
安徽省から台湾に戻った者に対して健康状態の管理強化を行うなど、SARSに対する
警戒レベルを引き上げることを発表した。
衛生署は北京市と安徽省から台湾に戻った者に対しては、台湾の空港で健康調査票を提
出させて身体に異常を感じないかどうか確認を行った上で、当面居住地域の衛生機関が
本人に対し電話による健康状態の追跡調査を行うとした。 また、中国大陸の他の地域から帰台した者に対しても、自主的な健康管理を求める。
衛生署ではこのほか、以前北京市と安徽省の医療機関で診察を受けたことがある者に対
して、台湾の医療機関への報告を求めるとともに、必要がない場合は当面北京市と安徽
省に行かないよう呼びかけている。
(2004/04/23/14:30 NNA BUSINESS MAIL)
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