中国で新型肺炎の患者確認、空港など検疫体制を強化へ

読売新聞WEB版
2004/04/23/23:00

 中国で新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の患者が見つかった問題で、厚生労働省は23日、「中国政府が感染状況を完全に把握できておらず、感染拡大が起こっている恐れが否定できない」として、空港や港湾での検疫体制を強化する方針を決めた。

 内容は、<1>中国からの入国者で、入国時に発熱や呼吸困難などの症状を訴える人には体温測定を実施し、感染の疑いがあれば医療機関の受診を求める<2>中国への旅行者に対し、手洗いやうがいなどの予防を促し、帰国後10日以内に症状が出た場合は保健所などに相談するよう呼びかける――など。

(2004/04/23/23:00 読売新聞)


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