SARS阻止へ成田空港などで赤外線使う体温測定開始

朝日新聞WEB版
2004/04/24/19:53

 中国で新型肺炎SARSの感染者が確認され、感染の疑いのある女性1人が死亡したとの情報を受けて、中国との直行便が就航している成田空港などで24日、赤外線で発熱を見分けるサーモグラフィー装置を使った体温検査が始まった。

 成田空港では、正午ごろ、中国からの最初の便となった上海発全日空960便(乗客約190人)が到着。入国審査場に向かう乗客がサーモグラフィーの前を通過するたびに、検疫官がモニターを監視していた。検疫官は「熱やせきなどの呼吸器症状のある人は申告を」と、水際での阻止を呼びかけた。

(2004/04/24/19:53 朝日新聞)


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