【北京=佐伯聡士】中国衛生省は1日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)感染の疑いがあるとされていた北京市内の男性(31)について、感染が確認されたと発表した。これにより、北京と安徽省で発生した一連のSARS感染者は6人(うち1人死亡)、感染疑い患者は3人となった。
この男性は、感染が確認されている安徽医科大学の女性大学院生(26)と同じ中国疾病予防センターのウイルス病予防所実験室で働いていた。4月23日に、疑い例と診断された。男性と頻繁に接触した者には症状は出ていないという。
(2004/05/01/20:27 読売新聞)
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