中国、疑い例3人のSARS感染確認 感染者は計9人に

朝日新聞WEB版版
2004/05/04/19:06

 中国衛生省は4日、新型肺炎SARSの疑いが持たれていた北京市の3人の感染を確認した、と発表した。これで疑い例だった患者全員の感染が確認されたことになり、感染者は北京市で7人、安徽省で2人(うち1人は死亡)の計9人となった。

 新たに確認されたのは、北京の防疫機関で最初に感染した安徽省の医大研究生から感染した女性看護師の父と、この看護師と同じ病室に入院していた元医師の女性ら。研究生と看護師の体調は快復しており、近く退院できる見通しだという。

 衛生当局は、現在の患者と密接に接触した人たちの医学観察を続けているが、感染が疑われる人は見つかっていない。

(2004/05/04/19:06 朝日新聞)


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