今年初のSARS患者退院 中国

共同通信
2004/05/10

 【北京10日共同】新華社電によると、今年4月以降に中国で新型肺炎(SARS)感染が確認された9人(うち1人は死亡)のうち、最初に発熱などの症状が出た安徽省の女性大学院生(26)が10日午前、隔離治療を終え退院した。

 女性は北京の中国疾病予防対策センターで感染したとみられ、3月下旬に発症して北京市内の病院に入院し、その後安徽省内の大学付属病院に転院。北京で入院した病院の女性看護師(20)がSARSに感染したほか、入院時に付き添っていた母親も感染し4月19日に死亡している。

(2004/05/10 共同通信)


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