鳥インフルエンザ、WHOが新型ウイルス出現警戒

読売新聞WEB版
2004/1/17/03:03

 ベトナムで鳥インフルエンザウイルスに人が感染し、死者が出ている事態に、世界保健機関(WHO)は15日、「人への感染が広がり続けると、新型のインフルエンザウイルスが出現し、世界的な感染爆発に発展する可能性が高まる」とする見解を発表、各国に強く注意を呼びかけた。

 確認されたH5N1型ウイルスは人には感染しにくいとされ、人から人への感染例も今のところない。だが、H5N1の感染者が人のインフルエンザウイルスに感染すると、2つのウイルスが体内で混ざり、人が免疫を持たず大きな被害を出す新型ウイルス誕生の可能性もある。

(2004/1/17/03:03 読売新聞)


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