【ジュネーブ=長谷川由紀】世界保健機関(WHO)は16日、ベトナムで鳥インフルエンザによる死亡例が新たに1人確認されたと発表した。同国でこの病気による死者は4人目となる。同国北部ナムディンの5歳の子供で、今月8日に死亡したという。 WHOは、死亡した人から検出したウイルスを検査し、感染経路などを調べているが、これまでのところ、人から人への感染を示すウイルスの変異は確認されておらず、「いずれのケースも鳥から人に感染したものだ」としている。 (2004/1/17/10:32 読売新聞)