山口の「鳥」ウイルスは香港とは別、遺伝子解析で判明

読売新聞WEB版
2004/1/20/20:21

 山口県の養鶏場で鳥インフルエンザが発生した問題で、農水省は20日、同養鶏場の鶏から検出されたウイルスは、香港で流行したものとは違うウイルスであることが判明した、と発表した。

 同県で検出されたウイルスは、香港や韓国、ベトナムと同じ「H5N1」型であることはすでに確認されていた。動物衛生研究所(茨城県つくば市)で遺伝子の塩基配列を詳しく解析したところ、1997年と2003年に香港で確認されたウイルスと比較すると、配列が一致する割合が低く、同じウイルスとは言えないことが分かった。

 同研究所では今後、韓国やベトナムのウイルスとも比較し、感染ルートの解明を進める。

(2004/1/20/20:21 読売新聞)


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