山口県阿東町の鳥インフルエンザ問題で、山口県養鶏協会の木下寿美会長は２１日午前、農林水産省で金田英行副大臣に会い、影響を受ける地元の養鶏農家への支援や「風評被害」対策を要請した。

　要請書は山口県の養鶏業界について「風評被害の問題を含め、その損失は極めて深刻な段階」としたうえで、半径３０キロの移動制限区域内外の農家に対する損失補償、二次発生の防止徹底や原因究明、風評被害の早期解決への対策を求めている。

　二井関成・山口県知事も２１日午後、同省に防疫対策の徹底や養鶏農家の経営安定対策を緊急要望した。

　 (2004/01/21/13:10)　朝日新聞ＷＥＢ版