鳥インフルエンザ、ベトナムの感染は香港と遺伝子に差

読売新聞WEB版
2004/1/23/13:09

   世界保健機関(WHO)は22日、ベトナムで鳥インフルエンザの感染が確認された人から検出したウイルス(H5N1型)は、97年と昨年、香港で見つかった感染者のH5N1ウイルスと比べて、遺伝子の配列に顕著な違いが確認されたと発表した。

 ウイルスが変異したことを示しているとしている。

 昨年の香港の感染者から検出したH5N1に対しては、予防効果のあるワクチンの試作品が開発され、安全性や有効性が確認されている。WHOは、ベトナムのウイルスが香港のH5N1と類似していれば、この試作品も利用できると見ていたが、再検討も必要になってきた。

(2004/1/23/13:09 読売新聞)


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