インドネシアで鳥インフルエンザ発生報道、政府は否定

読売新聞WEB版
2004/1/25/20:30

 【ジャカルタ=黒瀬悦成】インドネシアの有力紙コンパス(25日付)は、同国東部バリ島やジャワ島東部で最近、数千羽の鶏が相次ぎ死亡している問題で、「死因は鳥インフルエンザによるものだ」とする専門家の分析を掲載した。

 インドネシア獣医師協会東ジャワ支部長のC・A・ニドム氏が同紙に語ったところでは、死亡した鶏はいずれも脚に赤いしま模様ができるなど、「鳥インフルエンザにしか見られない症状を示していた」という。

 一方、インドネシア政府は25日、これらの鶏の死因は人間には影響のない別種の鳥伝染病「ニューカッスル病」によるものだと主張し、鳥インフルエンザ発生を強く否定している。

(2004/1/25/20:30 読売新聞)


もどる