鳥インフルエンザ、タイで死者2人目…ラオスでも発生

読売新聞WEB版
2004/01/27/21:46

 【バンコク=川辺徹】タイ保健省報道官は27日、鳥インフルエンザ感染が確認された北部スコータイ県の男児(6)が死亡したことを明らかにした。タイでの死者は26日に確認された男児(6)に続き2人目。ベトナムで確認された6人と合わせ、アジアでの死者数は計8人となった。

 ベトナム訪問中の世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の尾身茂事務局長は27日、ハノイでの記者会見で、ベトナムで新たに感染者が1人確認されたことを明らかにし、さらに増える可能性があると警告した。v  一方、ラオス政府当局者は、鶏から鳥インフルエンザウイルスを検出したことを明らかにした。ウイルスの型は確定していないという。

 日本、中国、韓国、ベトナム、米国、欧州連合(EU)などは28日、バンコクで対策協議のための緊急閣僚級会議を開く。

(2004/1/27/21:46 読売新聞)


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