中国・広西チワン族自治区で鳥インフルエンザ確認

読売新聞WEB版
2004/01/27/21:49

 【北京=竹腰雅彦】中国国営新華社通信によると、中国南部の広西チワン族自治区でアヒル200羽が大量死したとされた問題で、中国の当局者は27日、原因が鳥インフルエンザであることを確認した。

 中国で鳥インフルエンザの発生が確認されたのは初めて。同当局者によると、現時点では人への感染は出ていないという。

 また、湖北省と湖南省でも鶏やアヒルが死に、鳥インフルエンザの疑いがあるとの報告が現地の獣医師からあったという。

 同電によると、同自治区で死んだアヒルのサンプルを調査した結果、H5N1型ウイルスが検出された。

 当局は、アヒルが大量死した同自治区内の飼育場から3キロ以内で飼育されている家禽(かきん)類1万4000羽を処分したほか、同5キロ以内についても隔離処置をとったという。

(2004/1/27/21:49 読売新聞)


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