鳥インフルエンザのワクチン、供給まで約半年…WHO

読売新聞WEB版
2004/01/29/10:28

 【ジュネーブ=長谷川由紀】世界保健機関(WHO)は28日、アジアで感染が広がっている鳥インフルエンザについて「ワクチンを開発し、十分な量が供給できるまでに4―6か月かかる」との見通しを示した。

 同日、ジュネーブで開いた関係国の厚生機関、製薬会社との対策会議後、発表した。

 計画によると、今後、2、3か月でワクチンの試作品を開発し、1、2か月間の臨床試験を経て製造を始めるという。今のところ、鳥インフルエンザの人から人への感染は確認されていないが、WHOは「爆発的な流行に発展しないよう、予防措置として、ワクチン開発を急いでいる」としている。

(2004/1/29/10:28 読売新聞


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