鳥インフルエンザ、中国の当初の否定情報に遺憾の意

読売新聞WEB版
2004/01/31/00:03

 【北京=竹腰雅彦】中国の広西チワン族自治区で確認された鳥インフルエンザで、中国側が当初、日本政府に事実を否定する情報を伝えたことについて、在北京日本大使館は30日、中国側に遺憾の意を伝えたことを明らかにした。

 渥美千尋公使が29日、国家品質監督検査検疫総局に「中国の信用を失墜させかねない」などと伝えた。中国側は謝罪の意を示したという。

 この問題をめぐっては、香港紙が26日、同自治区で大量死したアヒルに感染の疑いがあると報道。外交ルートを通じた中国側への照会の結果を受け、亀井農相は27日、「そうした事実はないとの回答を得た」と述べたが、中国は同日夜、「感染が確認された」と発表した。

(2004/1/31/00:03 読売新聞)


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