昨年密輸のアヒルから鳥インフルエンザ・ウイルス検出

読売新聞WEB版
2004/02/02/12:14

 【台北=若山樹一郎】台湾の行政院農業委員会(農業省に相当)は1日、中国から昨年12月に密輸されたアヒルから、鳥インフルエンザ・ウイルス「H5N1型」が検出されたことを明らかにした。

 中国政府が感染を公表したのは1月下旬だが、中国では昨年から感染が広がっていた可能性を示す材料となる。中央通信が伝えた。

 同委によると、このアヒルは昨年12月9日、中国の密輸犯が台湾に密輸しようとした6羽。アジア各地で鳥インフルエンザの感染が拡大していることを受けて改めて調べたところ、ベトナムで発見されたものとほぼ同じ型のウイルスが確認されたという。

(2004/2/2/12:14 読売新聞)


もどる