【バンコク=川辺徹】タイ保健省は2日、中部スパンブリ県の女性(58)が鳥インフルエンザのために先月末に死亡したことを発表した。
ベトナムのホーチミン市にある病院も、鳥インフルエンザ感染が確認されていた中部ラムドン省の男性(18)が2日、死亡したことを明らかにした。
世界保健機関(WHO)がこれらの死亡例を確認すれば、同機関集計による鳥インフルエンザの死者はタイで3人目、ベトナムでは9人目となり、死者数は計12人になる。
WHOは1日、感染死したベトナム北部の姉妹について「人から人への感染も可能性の1つに考えられる」と発表しており、感染の拡大が懸念されている。
(2004/2/2/20:56 読売新聞)
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