山口の鳥ウイルス、ベトナムとは別か…農水省発表

読売新聞WEB版
2004/02/03/21:45

 山口県阿東町の養鶏場で鳥インフルエンザが発生した問題で、農水省の「家きん疾病小委員会」は3日、同養鶏場の鶏から検出されたウイルスとベトナムで検出されたウイルスを比較した結果、違うものと考えられると発表した。

 会見した喜田宏小委員長(北大大学院教授)によると、遺伝子の塩基配列が一致する割合が低く、異なるウイルスと考えられるという。また、鶏卵などの移動が制限されている区域(発生農場から半径30キロ以内)の感染の有無については、今月5日からウイルス検査を行うことになった。感染がないことが確認されれば、同省の防疫マニュアルに基づき、今月19日にも移動制限が解除される。

(2004/2/3/21:45 読売新聞)


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