ベトナムの鳥インフルエンザ、人への変異無し…WHO

読売新聞WEB版
2004/02/07/11:39

 世界保健機関(WHO)は6日、兄から鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)をうつされて死亡したとみられるベトナムの姉妹について、「ウイルスの遺伝子を調べた結果、人に感染しやすいウイルスに変異していた事実はなかった」と発表した。

 人から人へ感染した可能性は残るものの、このケースが人の間で爆発的な流行をまねく可能性は低くなったとみられる。

 姉妹は、先月下旬に死亡した。WHOは今月1日、「人から人への感染が起きた可能性がある」との見方を示したが、ほかの家族や、地域住民、医療関係者などへの拡大感染は起きていなかった。

(2004/2/7/11:39 読売新聞)


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