中国・天津で鳥インフルエンザ疑いの家きん類

読売新聞WEB版
2004/02/09/20:08

 【北京=竹腰雅彦】新華社電によると、中国農業省は9日、天津市津南区で新たに鳥インフルエンザに感染した疑いのある家きん類が発見されたと発表した。大都市圏を形成する中国の直轄市で鳥インフルエンザの発生疑い例が出たのは、上海市に次いで2例目。

 これにより、中国の鳥インフルエンザの発生や、発生疑い地域は、全国計31の省・自治区・直轄市のうち半数近い14地域となった。発生地域はこれまで中国南部や西部に集中しており、華北地域の天津で初めて発生疑い例が出たことで、隣接する首都北京など、北部にも感染が広がる可能性が出てきた。

 農業省によると、これまでに人への感染例は報告されていない。

(2004/2/9/20:08 読売新聞)


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