【ワシントン=笹沢教一】米農務省は9日、デラウェア州の養鶏農場で確認された鳥インフルエンザについて、アジアで流行しているH5N1型とは異なるH7型で、人への感染力はないと発表した。 同省当局者は、米国産鶏肉の最大の輸入国であるロシアが9日に同州産の鶏肉に限定した輸入停止を決めたことを例に挙げ、「ほかの州に感染が広がる兆候はない。ほかの国にも同様の対応を望む」と述べ、日本や韓国に対し、米国産鶏肉に対する輸入全面禁止措置の見直しを求めた。 (2004/2/10/10:57 読売新聞)