タイのプラパット天然資源環境相は14日、1月27日に中部チョンブリ県の動物園で死んだヒョウの一種「ウンピョウ」1頭が鳥インフルエンザに感染していた、と語った。世界保健機関(WHO)は調査中としているが、確認されればネコ科の動物への初めての感染とみられる。
同相によると、2度の検査で鳥インフルエンザウイルスが検出されたが、型は不明で、ベトナムやタイで人に感染したウイルスH5N1かどうかは検査中という。タイの地元紙によると、動物園関係者は「エサにしていた鶏が感染していた可能性がある」と指摘している。
ウンピョウは、中国南部やインド、東南アジアの熱帯雨林に生息。体長約1メートルで、体に雲形の斑紋を持つ。密猟のため生息数が減り、現在は1万頭以下と言われる。
(2004/02/14/21:55 朝日新聞)
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