鳥インフルエンザで20人目の死者、タイの13歳少年

読売新聞WEB版
2004/02/15/22:05

 【バンコク=吉形祐司】タイ保健省は15日、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染していた同国東北部チャイヤプム県の13歳の少年が、14日に死亡したことを明らかにした。

 鳥インフルエンザによるタイでの死者は6人目で、ベトナムの14人と合わせ、犠牲者は20人となった。

 同省によると、少年の家庭では先月中旬ごろ、飼っていた鶏が大量死し、少年も処分の際に鶏に接触した。先月26日に鳥インフルエンザの症状を訴え、今月1日から同県内の病院に入院、危篤状態だった。

 タイでは、死亡した6人を含め、計8人が鳥インフルエンザの感染者として確認された。さらに22人が、感染の疑いがあって検査結果を待っているが、入院しているのは3人という。

(2004/02/15/22:05 読売新聞)


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