【バンコク17日時事】国連食糧農業機関(FAO)アジア太平洋地域事務所は17日声明を出し、「鳥インフルエンザをめぐる危機的な状況は終息には程遠い」として、各国関係機関に対し、新たな感染拡大や再発生に十分警戒するよう呼び掛けた。 タイなど感染が報告された一部の国は、経済的打撃を食い止めるため独自の判断で月内にも「終息宣言」の発表を予定しており、FAOの声明には、こうした動きをけん制する狙いがあるとみられる。 (時事通信) [2004年2月17日21時3分更新]