大分の鳥インフルエンザ、防疫措置が完了

読売新聞WEB版
2004/02/18/21:58

 大分県九重町で、ペット用のチャボから鳥インフルエンザの感染が確認された問題で、農水省は18日、発生した製材所の防疫措置が完了したと発表した。

 チャボが飼われていた鶏舎は埋設処分された。大分、熊本両県では17日から、半径30キロ以内の区域で鶏などの移動を制限しており、このまま区域内で新たな感染がない場合、移動制限の解除は最短で来月18日となる。また、農水省は17日、大分県での発生を受け、風評被害を防ぐため、全国スーパーマーケット協会や日本小売業協会などの業界団体に対し、「大分県の鶏卵、鶏肉は扱っていません」などの表示をしないよう、会員への指導を要請した。同省は「鳥インフルエンザは鶏肉や鶏卵を食べることで感染した例はなく、冷静に対応してほしい」と呼びかけている。

(2004/2/18/21:58 読売新聞)


もどる