三重県中央家畜保健衛生所が、鳥インフルエンザ感染を心配した津市内の神社の依頼に応じ、境内で飼われていた健康な鶏83羽を焼却処分していたことがわかった。県は「過剰反応で不適切な処置だった」としている。
県などによると、神社は従来、捨てられた鶏を境内で放し飼いにしていたが、鳥インフルエンザ発生以後、捨てられる鶏が増えたため、今月18日、同衛生所に検査を依頼した。
いずれも健康と確認されたが、神社は改めて処分を依頼、同衛生所は20日、持ち込まれたチャボやウコッケイなどを炭酸ガスで窒息死させ、焼却したという。
(2004/02/21/22:04 読売新聞)
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