鳥インフルエンザ、兵庫でも…京都から出荷された鶏

読売新聞WEB版
2004/02/28/14:44

 京都府の農場で鶏が大量死した問題で、兵庫県は28日、同農場から県内に生きたまま持ち込まれた鶏を簡易検査した結果、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。

 兵庫県によると、陽性反応が出たのは、同県八千代町の食鳥処理場の鶏で、5羽検査してすべて陽性だったという。これらの鶏は、鶏が大量死した京都府丹波町の「浅田農産船井農場」から、今月25日と26日に出荷されていた。

 同県では28日、同処理場への部外者の立ち入りを制限したほか、半径30キロ以内の養鶏場に対し、鶏や卵の移動自粛を要請した。同処理場で処理された鶏肉は出荷を自粛しており、市場には出回っていないという。また、感染を最終確認するウイルス検査を実施する予定で、結果が確定するのは来週初めになる見込み。

 船井農場は鶏の大量死が始まってから約1週間も放置しており、その間、鶏や卵が出荷されていたことが問題となっていた。

(2004/02/28/14:44 読売新聞)


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