大阪府茨木市で鳥インフルエンザに感染したカラスが見つかった問題で、農水省は15日、ウイルスの型が、京都府丹波町の浅田農産船井農場の鶏や、同農場内で死んでいたカラスから検出されたものと同じ「H5N1型」であることを確認した。
今後、動物衛生研究所(茨城県つくば市)で遺伝子の塩基配列を解析し、船井農場などのものと同一かどうか判定する。
これで船井農場と同型の「H5N1型」のウイルスが確認されたカラスは京都府で4羽、大阪府で1羽の計5羽となった。同省ではいずれも、船井農場で感染したか、ねぐらなどで2次感染した可能性が高いとみている。
また、10日に丹波町内の竹林で死んでいるのが見つかった3羽のカラスのうち、1羽から検出されていた鳥インフルエンザウイルスの型は「H5型」であることが分かった。
(2004/03/15/12:11 読売新聞)
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