ハノイ市「終息宣言」、販売など解除 鳥インフルエンザ

朝日新聞WEB版
2004/03/10/20:58

 ベトナムの首都ハノイ市は10日、市内の鳥インフルエンザがほぼ終息したとして同市内での家禽(かきん)の移送や販売を解禁した。ベトナムでは64省・市のうち57省・市で鶏の感染が確認されたが、「終息宣言」は初めて。

 ベトナム政府は、新たな鶏の感染が30日間確認されなければ、省・市単位で終息宣言ができるとしている。ハノイ市では、全14区のうち11区で条件を満たした。農村地帯の残り3区も間もなく条件を満たす見込みで、庶民の生活に影響の大きい家禽販売の解禁を早めるために、「宣言」を前倒ししたとみられる。

(2004/03/10/20:58 朝日新聞)


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