鶏や卵の搬出制限を解除 京都、兵庫、大阪各府県

朝日新聞WEB版
2004/04/11/00:19

 京都府丹波町の鳥インフルエンザ問題で、京都府と兵庫県、大阪府は、浅田農産船井農場から半径5〜30キロの範囲に設けていた鶏や卵の搬出制限を11日午前0時で解除した。新たな感染がないかを調べる京都府などの第2次清浄性確認検査で異状がない、とわかったため。農場から半径5キロ以内で続く移動制限は13日午前0時に解く予定。その後、終息宣言が出される見込み。

 京都府の清浄性確認検査では、船井農場から半径30キロ以内の養鶏農家など1250戸のうち153戸で延べ1844羽の鶏を調べ、ウイルスが検出されなかった。搬出制限区域内にある養鶏農家は、京都府で1173戸、兵庫県で39戸、大阪府で5戸。鶏や卵を処理施設に運んで出荷する際、獣医師の指導を受けて輸送車を消毒するといった制限があった。制限の解除で、感染発覚から45日目で元の状態に戻ることになる。

(2004/04/11/00:19 朝日新聞)


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