浅田農産5農場の鶏177万羽、すべて処分へ

読売新聞WEB版
2004/04/14/21:26

 鳥インフルエンザが発生した京都府丹波町の船井農場を経営していた浅田農産(兵庫県姫路市)が、兵庫、岡山両県の5農場で飼育している鶏約177万羽について、兵庫県は14日、4月中に全羽を処分し、肥料用の肉骨粉などに加工することを明らかにした。

 県によると、15日から食鳥処理施設などで処分が始まり、費用は同社が全額を負担。同社幹部は「すべての鶏を処分後、業務再開を目指したい」と話した。

 浅田農産は先月中旬、飼育する鶏を処分し、農場の規模を縮小した上で会社の経営を続ける方針を決めたが、鶏の引き受け先が見つからず、県養鶏協会と県が日本養鶏協会などに協力を要請していた。保管中の約2200万個の卵は、焼却処分などを行っている。

(2004/04/14/21:26 読売新聞)


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