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20097月、第19回日本集中治療医学会九州地方会を大分市全日空ホテルオアシスタワーで開催させていただくことになりましたので、会員の皆様に一言ご挨拶申し上げます。

現在、私どもの従事いたしております集中治療の現場におきましては、米国に発するグローバルスタンダードが世界全体を席巻し、日本全体の医療制度にもDPC導入、卒後臨床研修制度の変更など大きな変化が導入され、その負担は限界まで達していると考えております。

しかし私どもは日本全体の急性期医療を支えるため、多領域にわたる患者を多方面から評価し治療を行う最先端医療の集中治療医学の分野を院内感染、安全管理、人的・予算的な医療資源の不足ををはじめとした多くの問題を抱えながらも医療としては着実に進歩させてゆく必要があると考えております。

また近年の基礎医学の分野で分子生物学的研究手法を用いて、感染、炎症、臓器障害などの日常臨床の問題で新たな病体生理の解明や新たな治療法の開発が試みられております。従来より、私どもは日々の仕事に忙殺され、これらの発展を十分理解しないまま臨床を行って来たのではないかと考えておりましたため、今回 ”Basic scienceに学ぶ集中治療というテーマで、集中治療医学を改めて見直し、経験を科学に結び付け、更なる集中治療の飛躍を考えていきたいと思っております。

大分県は豊の国といわれ古来より自然、食材、酒も豊富です。少しでも多くの方々に学会だけでなく、大分の良さも感じていただければと願い学会準備を進めております。20097月、会員の皆様と風光明媚な地大分でお目にかかれるのを楽しみにしております。

 

     大分県立病院  麻酔科部長   早野良生

 

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