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令和元年度 多職種連携教育合同授業

令和元年11月11、15日に、挾間キャンパスにおいて、多職種連携教育の一環として、多職種学生混合の合同演習が行われました。大分大学の医療・福祉系の2学部5学科・コース(医学部:医学科・看護学科、福祉健康科学部:理学療法コース、社会福祉実践コース、心理学コース)で学ぶ4年生が一堂に会し、一人の患者の支援について皆で考えるという初めての試みです。

1日目は総勢260名を超える学生が臨床大講義室に集まり、まずオリエンテーションを受けました。その後、それぞれ5つの学科・コースが混ざった25のグループに分かれてチュートリアル室に移動し、一つの事例についてグループディスカッションを行いました。3回目の入院中でまもなく退院を迎える患者の合同カンファランスという設定で、各々専門職の立場から、現在の患者の問題点と今後の支援について討論しました。

2日目はさらに議論を深め、グループとしての支援策をまとめました。その後臨床大講義室に移り、4グループが代表して、多職種で協力しながら発表を行いました。グループ学習では初めて顔を合わせる人も多かったと思われますが、お互いに多職種の情報や考え方を積極的に教え合っていました。多くの部屋から笑い声が聞こえ楽しく話し合いが進んでいるようでした。

2日間、事例をとおして、専門の異なる立場から、活発な議論が交わされました。卒業や臨床実習開始を間近にして、多職種連携によるチーム医療の意義と重要性を学ぶことができ、新鮮で刺激に満ちた良い機会となったことでしょう。