
大学病院診療日は、こちらをご参照下さい
2009.10.1〜
| 氏名 |
役職 |
卒業
年次 |
主な診療領域 |
院内・教室業務 |
| 犀川 哲典 |
教授
(臨床検査医学) |
S47 |
循環器疾患全般、不整脈 |
循環器内科 科長 |
| 中川 幹子 |
講師(診療教授)
(臨床検査医学) |
S56 |
循環器疾患全般 |
女性外来担当 |
| 原 政英 |
准教授 |
S59 |
循環器全般、虚血性心疾患 |
循環器研究室主任 |
| 高橋 尚彦 |
准教授
(臨床検査医学) |
S63 |
循環器疾患全般、不整脈 |
循環器内科外来医長 |
| 油布邦夫 |
助教
(臨床検査医学) |
H4 |
循環器全般、虚血性心疾患 |
循環器内科病棟医長 |
| 手嶋 泰之 |
助教
(臨床検査医学) |
H5 |
循環器疾患全般 |
臨床検査医学医局長● |
| 脇坂 収 |
医員 |
H12 |
循環器全般、不整脈 |
● |
| 江崎 かおり |
医員
(臨床検査医学) |
H12 |
循環器疾患全般 |
● |
| 宮崎 寛子 |
大学院 |
H12 |
循環器疾患全般 |
● |
| 長野 徳子 |
大学院
(臨床検査医学) |
H13 |
循環器疾患全般 |
● |
| 岡田 憲広 |
救急部特命助教
(社会人大学院) |
H14 |
循環器疾患全般 |
● |
| 久米 治 |
大学院
(社会人大学院) |
H15 |
循環器疾患全般 |
● |
| 近藤 秀和 |
医員
(後期研修医) |
H19 |
循環器疾患全般 |
● |
| 山末 象三 |
医員
(後期研修医) |
H19 |
循環器疾患全般 |
10/1から別府医療センター |
県内の主な関連病院
大分赤十字病院 循環器内科
国立病院機構 大分医療センター 循環器内科
国立病院機構 別府医療センター 循環器内科
健康保険南海病院 循環器内科
大分循環器病院
国東市民病院
国立病院機構 西別府病院 循環器科
臼杵市医師会立コスモス病院
津久見市医師会立津久見中央病院
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
虚血性心疾患とは心臓に血液を送る冠動脈(冠状動脈)の狭窄や閉塞による病気です。
狭心症とは
冠動脈に狭窄があると心臓の筋肉に必要な血液が不足し、時々胸痛、胸部圧迫感、胸部絞扼感などの症状がおこります。狭心症の原因はほとんどが動脈硬化ですが、冠動脈の平滑筋に一過性の痙攣(冠攣縮)がおこるタイプの狭心症(冠攣縮性狭心症)もあります。また、冠動脈に狭窄があっても症状がない場合は無症候性心筋虚血といいますが、症状がなくても病気自体は狭心症と同じで、治療が必要です。心臓カテ-テル検査(冠動脈造影)は狭心症の診断を行うだけでなく、必要な治療の決定や、続けてカテーテルによる治療も行うことが出来ます。
一般的に
・冠動脈狭窄が軽症(末梢の細い血管の狭窄)では、薬物療法
・冠動脈狭窄が中等症(比較的太い血管の狭窄が数カ所)では、
カテーテルによる治療(インターベンション治療
右冠動脈のインターベンション治療

治療前 治療中 治療後
・冠動脈狭窄が重症(左冠動脈の主幹部、びまん性の狭窄、カテーテル治療困難な完全閉塞)では、冠動脈バイパス術を行いますが、狭心症の重症度はカテーテル検査(冠動脈造影)以外では正確な評価はできません 。適切な治療方針を決めるためにもカテーテル検査が必要です。
当科では、5-7日間の入院で狭心症の診断と重症度の評価、ならびにカテーテルによるインターベンション治療を行っています。
心筋梗塞とは
冠動脈が完全に詰まると(冠閉塞)、心臓の筋肉が壊死を起こし、急性心筋梗塞になります。急性心筋梗塞では心臓の働きが悪くなったり(心不全)、心室細動、房室ブロックなど重篤な不整脈が出現したり、心臓が破裂したりして死に至ることがあります。急性心筋梗塞の死亡率は20-30%であり、大部分の患者さんは病院にたどり着く前に命を落としています(突然死)。急性心筋梗塞を起こしても幸いなことに死に至らずにすみ、1ヶ月以上たった状態を陳旧性心筋梗塞と呼びますが、その後心臓の働きが低下して心不全を起こしたり、別の部位の冠動脈の閉塞(再梗塞)が起こって命を落とすこともあります。したがって、心筋梗塞をきたした場合は出来るだけ早くカテーテルによる診断と治療を行うことが必要です。心筋梗塞の予防の第一は生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病など)の治療と生活習慣の改善(禁煙、肥満の改善)などです。また約半数の人では心筋梗塞発症前に何らかの前駆症状(胸の痛みや違和感など)があることがありますので、それを見逃さないことも大切です。
当科では、急性心筋梗塞の救急治療も行っていますが、突然死を防ぐためには心筋梗塞を起こす前の早めの受診が必要です。
狭心症・心筋梗塞のカテーテル治療(PTCAまたはPCI)
当科では、バルーン(風船)による狭心症、心筋梗塞の治療に加えて、冠動脈内ステント挿入術、アテローマ切除術(DCA)、ロータブレーターによるアテローマ粉砕術などを行っています。特に最近では、血管内超音波法診断法 (IVUS)の併用や薬剤溶出性ステントの使用で再狭窄も非常に少なく、これらの治療法を組み合わせて良好な成績を残しています。
不整脈の診断と治療
第一内科循環器グループ・不整脈部門の特色は,@頻脈性不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術(高周波カテーテルアブレーション),A植込み型除細動器移植術(ICD移植術),B重症心不全患者に対する両室ペースメーカー移植術(心臓再同期療法)といった,最先端の診療を行っていることです。
当科でのカテーテルアブレーション施行は既に350症例を超え,成功率は全国平均と比較して遜色ありません。現在まで,重篤な合併症は極めて少数(心タンポナーデ1例のみ)です。「正確かつ安全に」を心がけています。最近では三次元マッピングシステム(CARTO)を用いて複雑な不整脈のアブレーションにも取り組んでいます。
 
CARTOを用いた心室頻拍中の左室の三次元マッピング
ICD移植術および両室ペースメーカー移植術については,認定施設基準を満たさなければ施行することができません。第一内科は心臓血管外科と協力のうえ,所定の研修を修め,大分県内で唯一の認定施設となっています。
これまでの<ICD植込み症例は約60名であり,心臓突然死の予防に有用であることが証明されています。植込み後も4ヶ月に1度のICDクリニックを行い,万全のフォーローアップを行っています。


ブルガダ症候群患者で,臨床電気整理検査で誘発された心室細動(上)
とICD植込み後胸写(下)
重症心不全のペースメーカー治療
両室ペースメーカー移植術は最近始めたばかりですが,心臓移植しか助かる道がなかったような重症心不全患者でも回復が期待でき,今後,症例数が大幅に増加することが見込まれます。近い将来,
ICD機能を持った両室ペースメーカー移植術も日本で承認される予定で,当科でも対応できるよう準備を進めています。

両室ペースメーカーの模式図
この分野のデバイスおよび技術の進歩は目を見張るものがあります。当科のスタッフは,常に最先端の医療技術を習得し全国レベル以上の診療が行えるよう鋭意努力しています。

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