
概要

総合内科学第二講座(第二内科)は、呼吸器、血液、循環器、腎臓の臓器専門内科と家庭医療の総合内科のグループがあり、互いに協力しながら診療・教育・研究を行っている。また総合診療科講座・消化器内科とも密接な関係をもっている。さらに感染症や腫瘍など臓器横断的な医療に対しても積極的に取り組んでいる。
日常診療で基本となる common disease に対応できた上で、サブスペシャリティの診療にあたることが重要と考えており、それぞれの医師が豊富な知識と経験を基本に大分県の地域医療を担っている。また大分県内の救急病院にも多くの医師を派遣し、県内の救急医療を支えている。
総合内科学第二講座の歩んできた道とこれから

出発はDepartment of Oncology
総合内科学第二講座の歴史は、昭和53年4月、初代教授で大分医科大学の学長を務めた糸賀敬に始まる。昭和56年現総合診療部・消化器内科教授の藤岡利生や、循環器内科の故 御厨美昭が赴任し、同年10月の附属病院開院と同時に診療と臨床教育が始まった。
昭和57年、現長崎大学教授の田代隆良、現大分大学保健管理センター教授の寺尾英夫が赴任。更に、前教授の那須勝も赴任し、昭和59年に本学卒業第1期生を受け入れた。当初、第二内科は、血液、呼吸器、消化器、循環器の4グループより成り立っていた。白血病や、肺癌、肝臓癌など、悪性腫瘍の研究を中心に行っており、内科で経験する悪性腫瘍の全てを、当科で網羅することができた。
一方、昭和59年には、当科の循環器グループが中心になって、県下で始めて冠動脈疾患に対し、PTCA治療を開始した。(敬称略)
Department of Infectious Diseases の時代へ
昭和60年に、初代教授の糸賀敬が学長に就任し、その後、那須勝が講座を引き継いだ。那須勝は、精力的に感染症の研究を進めた。藤岡利生とともに研究されたHelicobacter pylori の研究は、世界的にも有名で、数々の賞を受けている。
昭和61年には、腎臓を専門とする柴田哲雄(現長崎国際大学教授)を招請し、大分医科大学に初めて腎臓内科を創設した。
那須前教授は約20年間教室を主宰し、多くの医師が第二内科の門下生となった。那須前教授に教えを受けた医師は200名以上にのぼり、60名以上の医学博士が輩出している。現在の呼吸器、血液、循環器、腎臓、消化器の5班による診療・研究・教育グループができたのはこの頃である。(敬称略)
Department of Internal Medicine の基本の時代へ
平成17年、第3代目の教授に就任した門田淳一は、従来の「腫瘍内科」「感染症内科」といった臓器横断的診療と教育に力を注ぐ一方、呼吸器、血液、循環器、腎臓といった、臓器専門医の育成にも重点を置いている。さらに、心血管のインターベンションや透析といった、技術を問われる医師の育成にも熱心である。
しかし、門田教授がまず何より大切なことと考えているのは、基本的な考え方や手技ができる内科医の教育であり、全身を診ることのできる頼れる医師の育成である。
総合内科学第二講座では、内科医の基本となる臓器の専門医が多く在籍している。充実したスタッフが常勤している関連病院も多い。従って、総合内科学第二講座は、common
disease をしっかり診ることが可能で、基本的な内科医としての技量を基盤とした上に、自分の専門性や進路を決めることができる魅力あふれる科である。
さらに今後の医療を見据え、家庭医療という新たな視点から地域医療に貢献する科としても歩みだすことになった。

