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教授からのメッセージ
地域に貢献できる医療人ICHIRO+αを目指そう!!
総合内科学第二講座 教授 門田淳一(かどたじゅんいち)

Patient-centered地域医療再生プロジェクト

今や地域の医師不足・地域医療の崩壊は眼を覆うばかりです。当科は、若い医師に大分県・大分大学に残ってもらうため、「patient-centered地域医療再生プロジェクト」を発信しています。

若い医師が大分県の疾病構造・ニーズにあった家庭医療専門医、総合内科専門医、各臓器専門医をできるだけスムーズに早く、確実に取れるよう様々なサポートをし、誰もがわかる家庭医および専門教育のシステムと質の高いプログラムを提供しています。

各論は各プログラムを参照していただくこととし、総論を以下に述べます。若手医師の皆さん!! 仕事に、遊びに自由な開放感あふれる教室で、私達と一緒になって地域医療を再生しましょう。

1.総合内科学第二講座の内科医育成方針:4感の習得

優れた臨床医になるための4感の習得を到達目標にしています。

2.医師育成キャリアをサポート

私の座右の銘は「“自然体”と“急がば回れ!! ”」です。当科の育成プログラムの流れに身を任せ4感を目指せば、自然に3拍子揃った医療界のICHIRO+αになれるでしょう。内科医として1人前になるには時間がかかります。step-by-stepで急がずに時間的余裕を持ち、10年先の自分の医師像を見据え、10年後に地域で必要とされる優れた内科医になりましょう。当科では、メンター(研修責任教員)が1人1人に合ったプログラムを構築してその手助けをしています。自由闊達な雰囲気とチャレンジ精神を大切にし、情報のディスクローズを徹底しています。表面的な理解や憧れで入局してもミスマッチを起こすだけですので、当科の良いところも悪いところもありのままを伝えることをモットーにしています。

3.地域医療のニーズに合う内科医とは ?

高齢化社会の到来=家庭医の育成が必須

2009年より家庭医の新専門医制度が始まります。
今後家庭医療専門医が求められる時代が到来するでしょう。

日本は過去に経験をしたことのない超高齢化社会を迎え、1人の患者さんが1疾病ではなく種々の疾病や問題を抱えて受診されてくることが多くなってきています。高齢化社会のニーズとして1人の患者さんを全人的に診療できる医師や患者さんの健康上の問題に広い視野から対処できる医師が求められるようになってきており、国も家庭医療・総合内科医の育成を求めています。臓器をみて患者をみない、専門領域以外はわからない、では患者のための医療はできません。総合的に患者を診られる医師の育成がもっと必要です。画像診断や問診などで深刻な病気の兆候を見逃さず、おかしいと感じたら適切な専門医にできるだけ早く紹介できる家庭医(総合医)専門医の育成が重要です。

大分県のニーズ

大分県(平成18年度患者調査)を例にとると、多い内科系疾患順に、1)循環器系(20.8%)、2)呼吸器系(11.4%)、3)消化器系(6.7%)、4)損傷・中毒等(透析が必要とされる場合あり)(5.4%)、5)内分泌・栄養・代謝系(5.4%)、6)新生物(4.8%)、7)神経系(3.5%)、8)感染症系(2.1%)となっています。すなわち初期対応で修得すべき疾患として循環器と呼吸器系を含めこれら疾患が重要と考えられます。

ニーズに合致した当科の特徴

当科は、新しい分野として2008年4月より日本家庭医療学会認定「後期研修プログラム―家庭医療学コース―」を新設しました。 Common diseaseとして地域で日常多く遭遇する臓器を専門とし、また臓器横断的領域をカバーしている当科ならではのプログラムです。専門領域として呼吸器、血液、循環器、腎臓があり、消化器内科との連帯が強く、加えて近年の国策である感染症や腫瘍(血液が含まれる)の臓器横断的領域も専門としており、これら横の連携を基盤に診療・教育・研究を推し進めています。

当科は地域医療で多くみられる内科系疾患にあった臓器を網羅し、家庭医療学コースの学会認定施設をローテーションすることで1つの臓器にとどまることなく臓器横断的診療の研修ができ、今後の高齢化社会に対応できる家庭医療・総合内科専門医、および臓器専門医の育成ができる体制となっています。

つまり、当科において地域医療のニーズにあった医師育成キャリアをサポートすることができるため、地方大学ならではの家庭医の育成と、地方大学病院でも高度医療研修と専門医育成ができるようになりました。

最後にもう一度、学生・若手医師の皆さん!! 私達と一緒になって、patient-centeredな地域医療を再生しましょう。

4.教授プロフィール

出身地
高知県
出身高校
土佐高校
趣味
ゴルフ、読書、音楽鑑賞(ジャズ全般、コブクロ)、温泉めぐり、阪神タイガース
略歴
1981年3月長崎大学医学部卒業
1981年6月長崎大学医学部付属病院第二内科研修医
1983年5月高知県立西南病院内科呼吸器科
1985年6月長崎大学医学部付属病院第二内科医員
1986年3月米国Duke(デューク)大学Medical Center留学
1987年6月米国Genentech 社 勤務
1988年4月春回会井上病院内科
1990年4月日本赤十字社長崎原爆病院呼吸器科副部長
1991年4月長崎大学医学部付属病院第二内科助手
1995年2月長崎大学医学部併任講師
2001年4月大分医科大学第二内科講師
2002年10月大分医科大学感染分子病態制御講座助教授
2003年10月大分大学医学部 感染分子病態制御講座 感染病態制御分野 助教授
2005年4月大分大学医学部 感染分子病態制御講座 感染病態制御分野(内科学第二) 教授
大分大学医学部附属病院 呼吸器内科・血液内科 教授
2008年7月大分大学医学部 総合内科学第二講座 教授 (講座再編により講座名変更)
大分大学医学部附属病院 呼吸器内科・血液内科 教授
受賞
1994年4月第7回日本内科学会奨励賞受賞
1996年3月平成7年度国際胸部医学会(IACPS)日本支部賞受賞
専門医・指導医等
臨床研修指導医、日本内科学会認定医・指導医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本呼吸器内視鏡学会・気管支鏡専門医・指導医、日本感染症学会専門医・指導医、日本化学療法学会抗菌薬臨床試験指導者・抗菌化学療法指導医、インフェクションコントロールドクター、日本医師会認定産業医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、家庭医療学会専門診療科指導医
学会活動等
日本内科学会評議員、日本呼吸器学会代議員・九州地方会理事・教育委員会委員(平成20年6月~平成22年4月)・感染症結核学術部会プログラム委員(平成20年6月~平成22年4月)・2008改訂院内肺炎ガイドライン作成委員、日本化学療法学会理事・評議員・抗菌薬ブレイクポイント委員会委員長・臨床試験委員会委員・学術委員会委員・抗菌薬臨床評価ガイドライン改訂委員会委員(呼吸器)(平成20年9月~平成22年6月)、日本結核病学会評議員・国際交流委員会委員(平成20年4月~平成22年3月)・九州地方会理事、日本感染症学会評議員・西日本地方会理事、日本呼吸器内視鏡学会評議員・選挙管理委員会委員(平成19年7月1日~平成21年6月30日)・九州支部長(平成21年7月1日就任予定)、日本サルコイドーシス学会理事・九州支部長(~2012年第 31回総会終了時)・評議員、日本アレルギー学会代議員、日本肺癌学会評議員
社会活動等
NPO法人 感染制御大分ネットワーク(ICON) 理事長
厚労省施設内感染対策相談窓口責任者
大分県感染症対策連絡会議委員・専門部会部会員
大分県エイズ対策専門家会議委員
大分県感染症発生動向調査企画委員会委員
独立行政法人科学技術振興機構シーズ発掘試験査読評価委員

Editorial Board
Journal of Infection and Chemotherapy
Internal Medicine
「医学と薬学」編集顧問
「分子呼吸器病」編集同人

Reviewer Board
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine
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Chest
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