大分大学総合診療科学講座
グループ長挨拶

グループ長の挨拶

 総合診療・プライマリー・ケアに興味がある皆さんへ

 現在、当部では2名の後期研修医が日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医を目指して研修中です。

 近年、「患者中心の医療、全人的医療」を求める社会的ニーズが高まってきています。しかしながら、これらに対応する医療側の体制は、十分であったとはいえません。専門に高度に分化した現在の医療システムでは対応できない、総合的に包括的に患者をみる仕組みが必要です。

 欧米ではFamily medicine, General practitionerなど、患者を総合的に継続してみる医療提供システム(専門医)が育成されています。日本でもかかりつけ医・開業医・町医者などと呼ばれる、いつでも・何でも・すぐに診てくれる医師がプライマリーケア医療を支えていました。しかしながら、高度に医療が分化し専門をきわめた分だけ、総合的に患者を見ることが不得手となった感は否めません。

 数多く患者を見ることよりも、ひとりの患者さんの多くの問題を、時間をかけつつもひとつずつ解決していくことから幅広い診療範囲を持ち、内省を行うことのできる基本的臨床能力を育み、一人前の臨床医として成長していくことと思います。

 生涯を医師として過ごすことになりますが、そのために最も重要な卒後5年間を、総合診療・プリマリーケアの世界で育んでみませんか、拙文を読んでくださった方々が集まってくれることを期待しております。


【略歴】
平成3年長崎大学卒
平成14年学位取得
【専門】
総合診療・primary care
呼吸器
【資格】
日本PC連合学会代議員
日本家庭医療学会指導医
日本内科学会・総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医・指導医