大分大学総合診療科学講座
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総合診療部
消化器内科
教授挨拶

 平成12年8月大分大学総合診療部が誕生し、間もなく10週年を迎えようとしています。
 その間1万2千人を超える初診患者さんが受診されました。総合診療部は、大学病院でプライマリケアを行っていますが、患者さんの全体を診ることや傾聴を心がけ、症状や疾患を選択せず、社会的・心理的側面も考慮し対話を重ねることが、診断や治療に繋がることも少なくありません。また高血圧、糖尿病、脂質異常などの生活習慣病や高齢化社会に伴う認知症、骨粗鬆症の予防も大切だと考え、患者さんや疾患に対するアプローチ法やEBM(evidence-based medicine: 根拠に基づいた医療)に向けた研究も行われています。
 
 消化器内科は、開学以来、学生の医学教育と同時に、たくさんの患者さんに最新の高度専門医療を行っています。消化器内科と総合診療部はそれぞれ独立して医療を行っていますが、総合診療部の研修医も内視鏡や消化器のカンファに参加し勉強の場を提供されています。
 
 平成18年には、NPO法人「大分県地域医療の研究を支援する会」が設立され、地域の先生方との連携に努めるとともに、学生、研修医の臨床教育に力を注ぎ、消化器内科専門医はもちろんのこと地域に根ざした総合医、家庭医の育成を目標としております。本年度は、消化器内科4名、総合診療部2名の新医局員の入局があり、若い力を得て、ますます活気ある医局になりました。
 消化器内科や総合医、家庭医を目指している方、内視鏡やエコーを学びたい方、大分の医療を真摯に考えている方、プライマリケアに興味のある方をお待ちしております。
 
 これからも患者さんとの様々な出会いがあることでしょう。外来を受診される患者さんの主訴は、腹痛、頭痛、腰痛、胸痛、関節痛など痛みが多くみられます。患者さんの痛みがわかる医師になれるよう、初心を忘れず、患者さんのQOLの向上を目指してゆきたいと思います。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。

平成22年5月             
吉岩あおい

 
 

【略歴】
平成元年大分医科大学卒
平成10年学位取得
【専門】
総合診療
認知症
骨粗鬆症
老年医学
【資格】
日本内科学会認定医