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第2回大分ポートフォリオ発表会

 2016年5月21日に第2回大分ポートフォリオ発表会が開催された。
この会は、専攻医が日ごろの診療を通して得た学びを発表するとともに、ポートフォリオの理解を深め、効率よく成長する方法を学ぶ場である。

第1回では専攻医の発表を主としたが、第2回となる今回は、ポートフォリオの指導にフォーカスをあてた。多くの専門医を輩出してきた岡山家庭医療センター奈義ファミリークリニック所長の松下明先生にお越し頂き、ポートフォリオとはなにか、またその指導の方法についてお話して頂いた。また、その後の特別講座では、専攻医2名に症例をだしてもらい、松下先生にポートフォリオの指導をしてもらった。実際にポートフォリオの指導をする様子を見せて頂き、専攻医がなにを問題としているのか見極めること、感情に対応すること、問題点をしぼることなど、多くのコツを教えて頂いた。その後の質疑応答では、専攻医だけでなく、指導医からも多くの質問がみられた。

大分県中の研修関連施設から参加があった他に、千鳥橋病院(福岡県)や鹿児島生協病院(鹿児島)、安部医院(高知)からも参加があり、プログラム同士の専攻医・指導医の交流がみられた。

第3回は11月19日に開催予定であり、専攻医と指導医が一緒にポートフォリオを作成し、発表してもらう形式での発表会を企画している。

ポートフォリオ発表会を通し、専攻医と指導医がともに学び成長していく様子が見られた。専門医制度の変更に伴い、家庭医療後期研修は総合診療専門研修に変わっていくが、このように専攻医と指導医がともに学ぶ風土があれば、研修はよりよいものになっていき、素晴らしい専門医が生まれていくことであろう。

 

 

 

 

 

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