やってみよう！総合診療　～みんなで魅力大発見～」が開催されました。

2020年9月19日に「やってみよう！総合診療　～みんなで魅力大発見～」と題して、総合診療系セミナー（オンライン開催）が開催され、学生スタッフとして携わらせていただきました！当日はワークショップ2つとレクチャー1つの3本立て、合計4時間(懇親会を含めると5時間)のセミナーでした。大分県のみならず、九州各地から13名（学生10名、研修医3名）にご参加いただき、それぞれの立場から「総合診療医の視点やスキルの面白さ、奥深さ」を考えることができました。
WS１では、寸劇（医師と患者、患者の息子の診察風景）をとおして、LEARNのアプローチをはじめとする医療面接のスキルを学ぶことができました。寸劇では、先生方のテンポの良い演技に、場が和む場面もありました。
WS２では、学生で企画した「謎解きゲーム」を参加者の皆様に体験していただきました。認知症疑いのおばあちゃんの症例に関するクイズを解きながら、症例への理解を深めていただきました。最後に、症例に対する解決策（「医師は何ができるのか」「家族に何をしてほしいか、」など…）を募集しました。集まった解決策は、なんと50個！症例設定に携わった私にとって、うれしい結果となりました。
最後のレクチャーでは、「総合診療医とは何か？」というタイトルの元、「専攻医研修の内容」「内科と総合診療科の違い」などを学びました。2つのWSを通して大まかに学んだことを、具体的に頭の中に落とし込む時間になりました。
今回、セミナーの準備を通して、先生方からも日々の診療のお話をたくさん伺うことができ、参加するよりも何倍も濃い経験をさせていただくことができました。今後もこのような企画を通して、私自身まだまだ気づけていない総合診療の魅力に迫っていきたいと思います！
最後になりましたが、大分大学医学部総合診療・総合内科学講座の先生方には準備の段階から多大なお力添えをいただきました。心より感謝申し上げます。また、企画にご協力いただいた学生スタッフの皆さまにも、この場をお借りして感謝の気持ちをお伝えいたします。

文責　大分大学医学部医学科3年　西郡　椋也